• 11月 4, 2025
  • 11月 5, 2025

インフルエンザ流行の兆し ~予防についての巻~

こんにちは。すずき小児科クリニック院長の鈴木です。

11月に入り、気温も朝晩がだんだん冷え込むようになってきましたね。
この時期になると、インフルエンザの予防接種も多く実施されるようになってきます。

が・・・冬本番前に、既にインフルエンザ流行の兆しが出始めているなーと感じるこの頃。

インフルエンザを予防するにはどうしたらいい? もしかかったら?という内容について、感染経路の観点などを踏まえてお話します。
本日はまず、~予防についての巻~ です。

飛沫感染と接触感染

インフルエンザは冬本番に流行を加速しますが、近年国内では冬以外でも罹患のケースが報告されています。
海外旅行でのたくさんの人の往来も増えたり、検査をしっかりと行うようになってわかるケースも増えて、年間を通して存在する感染症となったイメージもありますね。

インフルエンザの感染経路は『飛沫感染』と『接触感染』です。
飛沫感染 → 感染した人の咳やくしゃみからウィルスを含んだ飛沫が飛び、その飛沫を鼻腔や口腔内へと吸い込んでしまうことで起こる感染
接触感染 → 感染した患者さんの手にはどうしてもウィルスが付着してしまっており、触れたドアノブやタオルなどからもらってしまう感染

どちらの経路も日常的に生活の中で起こりそうな感染経路ですね。

インフルエンザは様々な治療薬もありますが、まず何より大切なことは『かからないように=予防』です。では、その方法を挙げていきましょう。

①手洗い

あったりまえ!と言っちゃあったりまえなのですが、手洗いは予防方法の基本の『き』です。
接触感染をしない・させないの意味で、罹患した患者さんもしていない方々も、蔓延を防ぐとても効果的な方法です。

ポイントは、指の間・指の根っこ・爪回り・手のひら・手の甲・手首までしっかりと洗い、流すこと。清潔なタオルでしっかり水分を拭き取りましょう。
また、外出時に持ち歩くハンカチも複数枚あると、清潔を保てますね。

②マスク

飛沫は2メートルほど飛ぶと言われています。

飛沫感染を防ぐ目的で、マスクの着用をしましょう。
インフルエンザにかかっている患者さんは『拡げないように』、かかっていない方は『もらわないように』の目的で、お互いに正しい着用方法をしていれば感染の確率はグッと低くなります。
当院にお越しいただく皆さま、いつもマスク着用のご理解・ご協力をいただきましてありがとうございます。

お子さまのサイズに合わせて鼻にピッタリフィットする大きさのものを選んだり、ノーズワイヤーを『M』の形に折って鼻にしっかりフィットさせるようにしたり。
隙間のない着用の仕方で効果がありますので、清潔なマスクで鼻と口をしっかりと覆えるように正しい装着を。

③換気

窓開けるの寒いんだけどね、、、でも、換気は大切です。換気が悪いと、空気中の飛沫が停滞したままに。定期的に換気をして、空気を入れ替えた中で過ごせるようにしましょう。

④予防接種

予防接種は、重症化をできる限り防ぐという効果が期待できます。
インフルエンザそのものにかかることを絶対に防ぐ!というのは完全には難しいのですが、インフルエンザに罹患して怖いのは脳症などの重症化を引き起こすこと。
抗体をつけて出来る限り重症化を防ぎ、すみやかに回復につなげるようにすることが、予防接種の大きな役割です。

インフルエンザの予防接種は、例年秋頃からスタートする医療機関が多いかと思います。
抗体がつくのは接種から約2~3週間ほど経った頃。
効果をより一層強固なものにするブースターの意味で、主に13歳未満のお子さまには2回目の注射接種を行って、そのシーズンの接種は完了です。
注射で接種するタイプの他に、点鼻タイプのフルミストというワクチンも出ています。

⑤健康的な生活

なかなかこれが難易度高いかも・・・と思ってしまう私ですが、やはりしっかり寝て食べて適度に動いての生活は、体の免疫などが元気に働いてくれるよう必要な『整い』の方法だと思います。
お父さんお母さん、子育てをしながらお仕事をしながらと色々忙しく、すべてに気を配ることはなかなか難しいものです。
お子さまがたも日々登園・登校で頑張っていることでしょう。
さぁこれをお読みになったあなた、今夜はもうとにかく、「早く寝て!ぐぅぐぅ寝て!休息取って!」

このように、予防は何より大切な疾病管理の方法です。
流行の兆しが見える今こそ、予防行動が肝要となります。

さて、次回は『でもかかっちゃったらどうすんのよ。。。』にフォーカスして、お話しますね。

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