- 11月 27, 2025
インフルエンザ 療養生活と出席停止期間について
こんにちは。すずき小児科クリニック院長の鈴木です。
当院でも発熱で受診されるお子さまが多くなり、インフルエンザ陽性の患者さんが増えています。
療養の環境を整えてしっかり回復につなげられるよう、今回は『インフルエンザにかかってしまった時の療養生活と、出席停止期間について』お話します。
療養中の過ごし方
*加湿
乾燥した空気の中で過ごしていると、口腔内や上気道も乾燥しやすくなり、ウィルスを入れないようにしている粘膜の防御機能が低下しがち。
そして入り込んだウィルスが上気道などで増殖する好環境になってしまいます。
加湿器を使用したり、水で絞った清潔なタオルをハンガーに掛けたり。できるだけ乾燥を防ぎましょう。マスクを着用すると、自分の呼気でマスク内が加湿されます。マスクは時々つけかえて清潔に。
*水分補給
水分をこまめに補給しましょう。IN(水分補給)と同時に大切なのがOUT(排尿)、お手洗いにも時々誘導しておしっこもちゃんと出ているか気を付けてください。
食事は、食べられるようなら消化のいいものや口当たりがなめらかなものを無理せずに。
*換気
室内の空気は時々入れ替えましょう。ウィルスが停滞している空気の中で過ごすのではなく、換気をして新鮮な空気を取り入れて。
*手洗い・手指消毒
ご家族の皆さん、接触感染を防ぐために手指消毒を励行しましょう。
患者さんの手から感染する・・・というか、患者さんの手に付着してしまったウィルスが、
→物やタオルなどを介して周囲の人の手に付着
→その手で目・口・鼻などの粘膜部分に触れてしまう
→粘膜部位から感染する
といった経路です。お顔などは無意識についつい触れてしまうのですが、こまめに手洗い・手指消毒を行うことで感染リスクを下げることが可能です。
*安全への配慮
前の記事でもお話ししましたが、インフルエンザで特に注意したいのが脳症や熱せん妄による異常行動。安全に十分配慮して過ごせるようにしましょう。
急に走り出したり、興奮して窓を開けて出ようとする、外に出て行ってしまったり、意思疎通が図れないことを口にしたりなど、危険に対しての行動が取れなくなります。
↓インフルエンザ異常行動による転落等の事故を防ぐためのお願い 厚生労働省
出席停止期間
インフルエンザと診断された場合、学校・幼稚園・保育園は出席停止となります。
出席停止期間は「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児では3日)を経過するまで」です。 -学校保健法-
発症(発熱)した日を0日とします。その後発症5日を経過、なおかつ解熱して2日(幼児は3日)経過している必要があります。
(幼児の場合、ウィルス排出期間がやや長いとされており、解熱後は要3日経過)
療養期間、長いな・・・と感じられるかもしれませんが、やはりそれだけ療養が必要な病気ということです。
予防行動に心掛けながら日々過ごすことが大切ですね。