• 5月 16, 2026

こどもの熱中症 ~乳幼児編~

汗ばむ陽気の日も出てきましたね。
まだ「暑くてたまらない!」という真夏ではないのですが、気温の変化も大きく、体が暑さにまだ慣れていないこの季節は疲れやすい時期。そしてすでに熱中症のリスクがあるのです。

今日はこどもの熱中症の予防と対処~乳幼児編~をお話しします。


熱中症とは?

重篤なケースでは命の危険もあるため、しっかりと予防・対策をすることにより未然に防ぎましょう。

乳幼児が熱中症になりやすい主な理由は、

体温調節機能や水分調節機能が未熟なことが原因です。

具体的には、

・体温調節機能が未熟である。暑さを感じてから汗をかくまでに時間がかかり、発汗によって熱を放出するのに時間がかかるため、体に熱がこもりやすく体温が上昇しやすい。
・体が小さいので地表からの熱の影響を受けやすい。
・体重に比して体の表面積が多く、気温の影響を受けやすい。
・代謝が活発で不感蒸泄(汗や尿以外で、皮膚や呼吸などにより自然と体から出ていく水分のこと)が多いため、水分を失うのが早く、脱水になりやすい。→血液量が減って体温をうまく下げられず、体に熱がこもりやすくなる。



乳幼児は、自分の暑さ寒さや環境に対する不調をうまく言葉で伝えることが難しく、周りのおとなの注意がとても重要です。
熱中症の症状は、
・泣き止まない、極端に機嫌が悪い、反応が鈍い
・顔が赤い、体のほてりが強い、熱がある
・大量の汗をかいている、または汗をかいていない
・ぐったりして元気がない、遊ばなくなる
・あたまがいたい、おなかがいたいなど、きもちわるいなど、おおまかではあるが不調を訴える
・尿量が極端に少ない
などがあります。

以上のような場合はすみやかに受診を。

また、症状が軽度な場合の対処方法としては、

・涼しい場所への移動
・衣服を緩めて過ごしやすく
・水分の補給
・嫌がらない範囲で、体を冷やす(首・わきの下・ふとももの付け根)
一気に強く冷やしすぎないよう、保冷剤はタオルで巻く・こまめに皮膚の色や冷たさを確認してください。

以上で30分~1時間ほど様子を見て、軽快してくるようでしたらご自宅で経過を見ましょう。
迷う場合はかかりつけ医に相談をしてみましょう。

熱中症は、あまり気付かないうちに症状が進んでしまうことがあります。

ちょっとした『違和感』に気付けるよう、見守ってあげてくださいね。

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